2008年 06月 09日
しつこく The Road * |
お気に入りBag。

かなり前から大ファンだったOrla Kiely。数年前にBon Marcheデパートから姿を消したときは Parisのどこで手に入るのかを知りたくてOrla Kielyのプレス充てにメールしたほど。ネットで手に入ることとつい最近Parisにもショップができたことを知って嬉しかった!
届いたばかりの映画雑誌『STUDIO』のWill Smithが なんだかBagに妙にマッチしちゃってます!ちなみにWill Smithは結構好きです。
おっと本日の記事はBagじゃございません。
Viggo MortensenとかけてOrla KielyのBagと解く
どちらもcinephileがどぅわあああい好きでございます。
と無理やり話をそこに持ってくる・・・。
この『STUDIO』にViggoさまの記事が載ってましたので、襟を正して正座をして辞書を片手に頑張らせていただきましたっ!ぎこちない表現につきましては どうかお許しを!

The Road 世界の終わり
素晴らしい『No country for old men』の後、米国作家Cormac McCarthyは新たに『The Road』の映画化で話題になっている。Viggo Mortensenが生存をかけて戦う生き残りの中の1人を演じる。世紀末的な撮影への旅。公開は2009年頭。
世界は荒廃している。おびただしい火事が国を焼き払った。街は灰に覆われて何もない。数少ない生き残った人々は、缶詰を食べている・・・人肉を食べないときは・・・。このような世紀末の風景のなかで、1人の父親とその息子が生き延びるために最低限必要なものをいれたカートを引っ張りながら寒さと雨と雪を逃れて 北から南へと『道』を歩く。
そんなことがオーストラリア人監督John Hillcoat(「The proposition」フランス未公開)の新しい映画の筋書きである。大西洋の向こう側で200万部売れ、2007年ピュリッツァー賞を受賞したCormac McCarthyのベストセラーを忠実に映画化している。撮影はペンシルバニア州のピッツバーグの近郊で終了したばかりである。ここは数年前にRobert De Niroが「The Deer Hunter」で鹿を追ったところでもあり、「羊たちの沈黙」に登場するBuffalo Billが若い女性を誘拐したところである。広大な地方は山もあり、人のいない浜もあり森や湖がある。「我々はニューオーリンズやポートランドでも撮影したが 多くのシーンで人のいないところが必要だった。エリー湖の近くのこの地方に拠点を構えたのはそういう理由からだった」とJohn Hillcoatは語る。この地方は どんよりとした光、低い空、激しい風、点在する雲などは小説の世紀末的な風景をかもし出していて、シナリオにふさわしい。

単色の舞台装置
5月1日。アメリカ人は5月1日に仕事をする。労働35時間など彼らは知りもしない。インディペンデントプロダクションの映画の場合でも 映画スタッフの支払いを軽くするために月曜日から土曜日まで撮影の日々は長くなる。今日は撮影現場に約100人ぐらいがいる。58日の撮影予定のうちの45日目である。とはいえこの映画に注がれる情熱は第一日目となんら変わらない。ゴミ捨て場で、もじゃもじゃの髪の毛、ふさふさの髭、そして穴だらけで泥まみれの服を着た“男”をViggo Mortensenが演じる。若いオーストラリア人俳優のKodi Smit-McPhee,11歳が彼の“息子”を演じる。フラッシュバックのシーンで“女”を演じるCharlize Theronは今日は撮影がない。脇を固めるRobert DuvallもGuy Pearceも同様だ。出席の俳優二人はきわめて精神集中をしている。ドラマの観点からしても撮影シーンはとても大切な部分である。Michael K.Williams(Gone baby Gone)演じる“泥棒”がこの二人のカートを盗むシーンだ。最初の撮影に入る前に、スペイン人のオペレーターJavier Aguirresarobe(The others、Vickey Cristina BarcelonaはJohn Hillcoatと画面の位置について打ち合わせをしている。彼の仕事は監督が望む 暗くて単調な映像を再現するのに必要不可欠なものである。3つの異なった軸から成る約12回ぐらいの撮影はひとつのシークエンスの完成に役立つことだろう。
撮影の合間にもViggoは役柄の人物のままでいる。彼は森沿いの場所に人と離れてプラスチックのシートを掛けて横になる。彼の人物がやるように。「複雑な役柄なんだよ。彼には名前もなければ、明らかになっている過去もない。だから僕がこの人物になるには、情報が少ないんだ。僕はこの映画の主なテーマとなる父親と息子との関係について集中して考えることにしたんだ。『The Road』は父親と息子の関係にライトを照らす儀礼的な道のりであり哲学的な道でもある。だから僕は この関係というものに埋もれてしまえるぐらいに僕の息子とかなりの時間を費やしていろいろなことについて語り合ったんだ。」と俳優は語った。そして、撮影のときの習慣で撮影現場の雰囲気や彼を取り巻く自然や彼と同じ冒険を分かち合うものたちを使い捨てのカメラに収めることでリラックスすることに努める。「頭の中にとどめるもの以外の軌跡や僕の経験や出会いを残しておきたくて」
新たな才能Kodi
一日は問題なく過ぎていく。常にこういうわけでもないのだが。John Hillcoatはこう語る。「小説を読んだときに、2つのことに惹かれたんだ。父と息子をつなぐ普遍的でもあり個人的でもある奥の深い物語とMcCarthyによる世界の最後のイメージの信憑性だ。しかし準備段階のどの瞬間においても これほどの困難に見舞われるとは考えもしなかったよ。我々は数多くの場所で撮影した。99%屋外での撮影の映画だから天気次第だったし。それに主人公の1人は子供だったからね。仕事のできる時間というものは限られていたし撮影現場にも2人の先生が常に付いていたんだ。大掛かりな方法と大規模のスタッフを動かさなくてはならなかった。素晴らしい冒険だったが 本当に時折とても大変だったよ。」彼の言葉に嘘はないだろう。
私は映像の美しさに仰天させられた。若いKodiにも驚かされた。何よりも映画スタッフは彼の輝く将来を見抜いている。彼はみんなの話題の中心でありViggoも褒めちぎる。「Kodiは卓越したパートナーだよ。彼の父親も役者なのだが、彼も撮影現場でKodiのコンディションを整えるべく手伝っている。僕たちはお互いに特別な関係を持つことができたんだ。彼は年齢からすると驚くような才能と知性と我慢強さを持っている。彼は子供にはあまり見ることがない感情レベルに到達することができるんだ。」
突然Viggoは撮影現場から姿を消したかと思うと板チョコレートがたくさん入っている袋を持って戻ってきた。映画スタッフは目配せするとその1人が説明してくれた。「中毒なんだよ!」ジェントルマンである俳優はみんなにチョコレートを薦めて回る。彼が私が話すのを聞いたとき、フランス語でこう付け加えた。「美味しいんだよ!職人一家が作ったものだがカカオ80%含有なんだ」 彼は一日に10枚ぐらいの板チョコを口にする。私が彼にMcCarthyと同じ視点で局面を迎えているのかと聞くと迷いもせずにこう答えた。「僕には世界の終わりを想像するなんて無理なことさ。こういうことに関しては僕は楽天的なんだ。僕はいつかDavid Cronenbergがヨーロッパで知られているうようにアメリカでも有名になると確信しているぐらい前向きにものを考えているから この世の終わりを想像するなんてことは ほかの人に任せたいよ」
道は続く
音響責任者のEdward Tise、彼は「Into the wild」の撮影でフランス人のEric Gautierと親しくなったのだが 彼が私に彼の親友がフランス人だということと私にその友達を紹介したいと教えてくれた。彼は私を彼の持ち場に連れて行くとミキシング機材Aatonを見せてくれた。「これが僕の新しい親友さ。フランス製なんだよ。一番優れているんだ。グルノーブルでJean-Pierre Beauvialaに作られたんだ。僕はこれをSean Pennの映画で実験的に使ってみたけれどそれ以来もうこれなしにはいられないんだ!」
一日の最後の撮影が終わった。撮影チームはそろって仕事がうまくはかどったことに拍手した。
“男”と“息子”は結局“泥棒”を見つけて彼らの財産を取り戻した。彼らはまたこの荒れ果てた世界で彼らの道を歩き続けることになる。まるでアラゴルンがモルドールの国を渡り歩いたかのように。喜びと悲しみと恐怖ともに戦いが常にあるように。生きるうえで男が成して行くすべての事は息子に受け継がれていくだろう。道とはそのようなものだ・・・。
*John Hillcoat監督、Viggo Mortensen,Charlize Theron,Guy Pearce,Kodi Smit-McPhee、Robert Duvall出演の『The Road』は米国では11月26日に公開予定、フランスでは2009年頭に公開予定。

かなり前から大ファンだったOrla Kiely。数年前にBon Marcheデパートから姿を消したときは Parisのどこで手に入るのかを知りたくてOrla Kielyのプレス充てにメールしたほど。ネットで手に入ることとつい最近Parisにもショップができたことを知って嬉しかった!
届いたばかりの映画雑誌『STUDIO』のWill Smithが なんだかBagに妙にマッチしちゃってます!ちなみにWill Smithは結構好きです。
おっと本日の記事はBagじゃございません。
Viggo MortensenとかけてOrla KielyのBagと解く
どちらもcinephileがどぅわあああい好きでございます。
と無理やり話をそこに持ってくる・・・。
この『STUDIO』にViggoさまの記事が載ってましたので、襟を正して正座をして辞書を片手に頑張らせていただきましたっ!ぎこちない表現につきましては どうかお許しを!

The Road 世界の終わり
素晴らしい『No country for old men』の後、米国作家Cormac McCarthyは新たに『The Road』の映画化で話題になっている。Viggo Mortensenが生存をかけて戦う生き残りの中の1人を演じる。世紀末的な撮影への旅。公開は2009年頭。
世界は荒廃している。おびただしい火事が国を焼き払った。街は灰に覆われて何もない。数少ない生き残った人々は、缶詰を食べている・・・人肉を食べないときは・・・。このような世紀末の風景のなかで、1人の父親とその息子が生き延びるために最低限必要なものをいれたカートを引っ張りながら寒さと雨と雪を逃れて 北から南へと『道』を歩く。
そんなことがオーストラリア人監督John Hillcoat(「The proposition」フランス未公開)の新しい映画の筋書きである。大西洋の向こう側で200万部売れ、2007年ピュリッツァー賞を受賞したCormac McCarthyのベストセラーを忠実に映画化している。撮影はペンシルバニア州のピッツバーグの近郊で終了したばかりである。ここは数年前にRobert De Niroが「The Deer Hunter」で鹿を追ったところでもあり、「羊たちの沈黙」に登場するBuffalo Billが若い女性を誘拐したところである。広大な地方は山もあり、人のいない浜もあり森や湖がある。「我々はニューオーリンズやポートランドでも撮影したが 多くのシーンで人のいないところが必要だった。エリー湖の近くのこの地方に拠点を構えたのはそういう理由からだった」とJohn Hillcoatは語る。この地方は どんよりとした光、低い空、激しい風、点在する雲などは小説の世紀末的な風景をかもし出していて、シナリオにふさわしい。

単色の舞台装置
5月1日。アメリカ人は5月1日に仕事をする。労働35時間など彼らは知りもしない。インディペンデントプロダクションの映画の場合でも 映画スタッフの支払いを軽くするために月曜日から土曜日まで撮影の日々は長くなる。今日は撮影現場に約100人ぐらいがいる。58日の撮影予定のうちの45日目である。とはいえこの映画に注がれる情熱は第一日目となんら変わらない。ゴミ捨て場で、もじゃもじゃの髪の毛、ふさふさの髭、そして穴だらけで泥まみれの服を着た“男”をViggo Mortensenが演じる。若いオーストラリア人俳優のKodi Smit-McPhee,11歳が彼の“息子”を演じる。フラッシュバックのシーンで“女”を演じるCharlize Theronは今日は撮影がない。脇を固めるRobert DuvallもGuy Pearceも同様だ。出席の俳優二人はきわめて精神集中をしている。ドラマの観点からしても撮影シーンはとても大切な部分である。Michael K.Williams(Gone baby Gone)演じる“泥棒”がこの二人のカートを盗むシーンだ。最初の撮影に入る前に、スペイン人のオペレーターJavier Aguirresarobe(The others、Vickey Cristina BarcelonaはJohn Hillcoatと画面の位置について打ち合わせをしている。彼の仕事は監督が望む 暗くて単調な映像を再現するのに必要不可欠なものである。3つの異なった軸から成る約12回ぐらいの撮影はひとつのシークエンスの完成に役立つことだろう。
撮影の合間にもViggoは役柄の人物のままでいる。彼は森沿いの場所に人と離れてプラスチックのシートを掛けて横になる。彼の人物がやるように。「複雑な役柄なんだよ。彼には名前もなければ、明らかになっている過去もない。だから僕がこの人物になるには、情報が少ないんだ。僕はこの映画の主なテーマとなる父親と息子との関係について集中して考えることにしたんだ。『The Road』は父親と息子の関係にライトを照らす儀礼的な道のりであり哲学的な道でもある。だから僕は この関係というものに埋もれてしまえるぐらいに僕の息子とかなりの時間を費やしていろいろなことについて語り合ったんだ。」と俳優は語った。そして、撮影のときの習慣で撮影現場の雰囲気や彼を取り巻く自然や彼と同じ冒険を分かち合うものたちを使い捨てのカメラに収めることでリラックスすることに努める。「頭の中にとどめるもの以外の軌跡や僕の経験や出会いを残しておきたくて」
新たな才能Kodi
一日は問題なく過ぎていく。常にこういうわけでもないのだが。John Hillcoatはこう語る。「小説を読んだときに、2つのことに惹かれたんだ。父と息子をつなぐ普遍的でもあり個人的でもある奥の深い物語とMcCarthyによる世界の最後のイメージの信憑性だ。しかし準備段階のどの瞬間においても これほどの困難に見舞われるとは考えもしなかったよ。我々は数多くの場所で撮影した。99%屋外での撮影の映画だから天気次第だったし。それに主人公の1人は子供だったからね。仕事のできる時間というものは限られていたし撮影現場にも2人の先生が常に付いていたんだ。大掛かりな方法と大規模のスタッフを動かさなくてはならなかった。素晴らしい冒険だったが 本当に時折とても大変だったよ。」彼の言葉に嘘はないだろう。
私は映像の美しさに仰天させられた。若いKodiにも驚かされた。何よりも映画スタッフは彼の輝く将来を見抜いている。彼はみんなの話題の中心でありViggoも褒めちぎる。「Kodiは卓越したパートナーだよ。彼の父親も役者なのだが、彼も撮影現場でKodiのコンディションを整えるべく手伝っている。僕たちはお互いに特別な関係を持つことができたんだ。彼は年齢からすると驚くような才能と知性と我慢強さを持っている。彼は子供にはあまり見ることがない感情レベルに到達することができるんだ。」
突然Viggoは撮影現場から姿を消したかと思うと板チョコレートがたくさん入っている袋を持って戻ってきた。映画スタッフは目配せするとその1人が説明してくれた。「中毒なんだよ!」ジェントルマンである俳優はみんなにチョコレートを薦めて回る。彼が私が話すのを聞いたとき、フランス語でこう付け加えた。「美味しいんだよ!職人一家が作ったものだがカカオ80%含有なんだ」 彼は一日に10枚ぐらいの板チョコを口にする。私が彼にMcCarthyと同じ視点で局面を迎えているのかと聞くと迷いもせずにこう答えた。「僕には世界の終わりを想像するなんて無理なことさ。こういうことに関しては僕は楽天的なんだ。僕はいつかDavid Cronenbergがヨーロッパで知られているうようにアメリカでも有名になると確信しているぐらい前向きにものを考えているから この世の終わりを想像するなんてことは ほかの人に任せたいよ」
道は続く
音響責任者のEdward Tise、彼は「Into the wild」の撮影でフランス人のEric Gautierと親しくなったのだが 彼が私に彼の親友がフランス人だということと私にその友達を紹介したいと教えてくれた。彼は私を彼の持ち場に連れて行くとミキシング機材Aatonを見せてくれた。「これが僕の新しい親友さ。フランス製なんだよ。一番優れているんだ。グルノーブルでJean-Pierre Beauvialaに作られたんだ。僕はこれをSean Pennの映画で実験的に使ってみたけれどそれ以来もうこれなしにはいられないんだ!」
一日の最後の撮影が終わった。撮影チームはそろって仕事がうまくはかどったことに拍手した。
“男”と“息子”は結局“泥棒”を見つけて彼らの財産を取り戻した。彼らはまたこの荒れ果てた世界で彼らの道を歩き続けることになる。まるでアラゴルンがモルドールの国を渡り歩いたかのように。喜びと悲しみと恐怖ともに戦いが常にあるように。生きるうえで男が成して行くすべての事は息子に受け継がれていくだろう。道とはそのようなものだ・・・。
*John Hillcoat監督、Viggo Mortensen,Charlize Theron,Guy Pearce,Kodi Smit-McPhee、Robert Duvall出演の『The Road』は米国では11月26日に公開予定、フランスでは2009年頭に公開予定。
by cinephile
| 2008-06-09 02:31
| Viggo3どぅわいすき














