2008年 01月 28日
『No country for old men』, 『Vier Minuten』* |
カーラジオをつけていて何気に耳にした『今週ロードショーの映画評論』ではA ne pas manquer! (必見!)と評価されていました。
『No country for old men』、コーエン兄弟の新作です。
偶然拾ったお金が元で殺し屋に追いかけられる男(Josh Brolin)、彼を追う狂気の殺し屋(Javier Bardem)、この事件を追うシェリフ(Tommy Lee Jones)。
エアーガンをつかって自分の行く手を阻むものを容赦なく殺していくこの殺し屋、泣く子も黙る殺し屋のくせに 時々人間っぽいところを見せます。 ぎょろっとした彼の目が時々お茶目になるときは なぜかこっちもつられて微笑んでしまいそうになります。ま、Javierさんの実力ですね。どこかノスタルジックなTommyさんもたまらなくいい!
血まみれシーンが沢山あるのに、観客の間でぷっと笑い声が聞かれることが実に多くてシナリオの巧さが証明されているってことなんでしょうか。油断して居眠りをすることはできない映画です。★★★★
『Vier Minuten』 (『4分間のピアニスト』日本で公開済み?)
cineの母と同い年のマダムが絶賛していた映画。 ドイツ映画は割りと内容も重いものが多くて、見るときは体調がよい時で きちんと心構えすることが多いのですが これもどちらかというとその部類かも。しかしながら これは多分“真珠”に値するような作品なのでしょう。
見終わったときに心に広がる感動は、去年話題になった『善き人のためのソナタ 』と似たようなものがありました。
牢獄でピアノのレッスンをする多分80歳近いTraudeと、驚くようなピアノの才能を持ち合わせていながら殺人の罪で囚われの身となっている若いJennyの間に生まれる心のふれあいを描いています。 自己破壊的性格のJennyに戸惑いながらもあきらめずにピアノの道を捨てさせない頑固なTraudeにもナチスドイツ時代の悲しい思い出がある。天才的なピアノの才能を生かさずにあるとき弾くことを辞めたJennyは10代の女の子にはとても背負いきれないような重荷を背負っています。時折ふっと見せるまだあどけない目の表情にぐっと来ます。
最後にピアノコンクールで 警察に取り囲まれながら 与えられた4分間、全身全霊をこめてピアノを弾くJennyの姿は衝撃的で忘れられないワンシーンになりそうです。 ★★★
映画が始まるまで大体15分位予告編とCMが流れますが・・・・
薄暗い明かりのなかでこんなことやってるのって cinephileだけでしょう。『時は金なり』
そうそう・・・映画館からでてちょっと歩いたところでDaniel Auteuilとすれ違いました。もう穴の開くほど見ちゃったcinephile, 大興奮で家に戻って話をすると「それって誰よ!?」的反応でございました。
携帯で話していたのですが・・・あの鼻と声でわかりました!マリンブルーのロングコート、黄色いサングラス、グレーの帽子・・・っていでたちで目立つといえば目立つんでしょうけど な~んか顔が小さかったなあ~。
『No country for old men』、コーエン兄弟の新作です。
偶然拾ったお金が元で殺し屋に追いかけられる男(Josh Brolin)、彼を追う狂気の殺し屋(Javier Bardem)、この事件を追うシェリフ(Tommy Lee Jones)。
エアーガンをつかって自分の行く手を阻むものを容赦なく殺していくこの殺し屋、泣く子も黙る殺し屋のくせに 時々人間っぽいところを見せます。 ぎょろっとした彼の目が時々お茶目になるときは なぜかこっちもつられて微笑んでしまいそうになります。ま、Javierさんの実力ですね。どこかノスタルジックなTommyさんもたまらなくいい!
血まみれシーンが沢山あるのに、観客の間でぷっと笑い声が聞かれることが実に多くてシナリオの巧さが証明されているってことなんでしょうか。油断して居眠りをすることはできない映画です。★★★★
『Vier Minuten』 (『4分間のピアニスト』日本で公開済み?)
cineの母と同い年のマダムが絶賛していた映画。 ドイツ映画は割りと内容も重いものが多くて、見るときは体調がよい時で きちんと心構えすることが多いのですが これもどちらかというとその部類かも。しかしながら これは多分“真珠”に値するような作品なのでしょう。
見終わったときに心に広がる感動は、去年話題になった『善き人のためのソナタ 』と似たようなものがありました。
牢獄でピアノのレッスンをする多分80歳近いTraudeと、驚くようなピアノの才能を持ち合わせていながら殺人の罪で囚われの身となっている若いJennyの間に生まれる心のふれあいを描いています。 自己破壊的性格のJennyに戸惑いながらもあきらめずにピアノの道を捨てさせない頑固なTraudeにもナチスドイツ時代の悲しい思い出がある。天才的なピアノの才能を生かさずにあるとき弾くことを辞めたJennyは10代の女の子にはとても背負いきれないような重荷を背負っています。時折ふっと見せるまだあどけない目の表情にぐっと来ます。
最後にピアノコンクールで 警察に取り囲まれながら 与えられた4分間、全身全霊をこめてピアノを弾くJennyの姿は衝撃的で忘れられないワンシーンになりそうです。 ★★★
映画が始まるまで大体15分位予告編とCMが流れますが・・・・
薄暗い明かりのなかでこんなことやってるのって cinephileだけでしょう。『時は金なり』
そうそう・・・映画館からでてちょっと歩いたところでDaniel Auteuilとすれ違いました。もう穴の開くほど見ちゃったcinephile, 大興奮で家に戻って話をすると「それって誰よ!?」的反応でございました。
携帯で話していたのですが・・・あの鼻と声でわかりました!マリンブルーのロングコート、黄色いサングラス、グレーの帽子・・・っていでたちで目立つといえば目立つんでしょうけど な~んか顔が小さかったなあ~。
by cinephile
| 2008-01-28 16:05
| Les films