2005年 05月 17日
よい脇役である意味 |
知人に頼まれたものです。もともとPOPなものを額に入れるのが性に合っているのか とっても楽しい思い出があるものになりました。絵を手渡されたときに パッ!とアイデアが浮かぶのはよい兆しなのですが この時もそうでした。
額装の主役は あくまでも絵なり写真なりオブジェなので 額装のテクニックだけが先走ったものになると 見るほうが何を見てよいのかわからない状態になり それでは額装の意味がなくなります。あくまでも 主役を引き立てるよい脇役でないといけないのです。それを見極めるのが とても難しいのです。
あと大切なのは フレーム本体。これがミスキャストになると 台無しになることもあるので 最後の決め手になります。お店で いろいろと試しながら選ぶのはとても楽しいことですが。
内容がどんなものでも それにぴったりのテクニックと紙のチョイス、フレームを 最良の眼を持って選べるようにならないと 額を極めたとはいえないのでしょう。クラシックなものがどうしても嫌で 5年で額装をやめることになってしまったのかもしれません。
by cinephile
| 2005-05-17 18:45
| L’encadrement