楽しみながら続けたいカルトナージュ |

ここで額装を5年、絵付けを3年、平行して習ったこともあって ここにはもう8年ぐらい通っています。昔はこの近くに住んでいたから 徒歩でも通えたのですが、今は引越ししたので車を使います。カルトナージュは なんといっても荷物が多いので。
今の家の近くにアトリエを見つけようかと思いましたが、通える距離だし、アトリエの雰囲気もなかなかよいので、朝の交通渋滞に巻き込まれて 普通なら15分のところを45分かかっても がんばって通っています。そんな日は アトリエに着いた時点で疲れてますが・・・(笑)

「先生!なんか角が合わないんですけど!」 (あわててる私)。
「まあ、どうしたの?もう 日本人じゃなくなってるわね。あなたも人間だって言うことよ!」
なんて すごい冗談を飛ばしながら 作業は進みます。
確かに日本人の手先の器用さ、正確さは、どこに行っても言われること・・・。日本人は隙のない仕上がりの物創りをすることで有名。だから「ずれちゃった~」などと叫ぶ私を見ると、ほかのフランス人マダムは 変に安心するらしいです。(安心しないでよ~、そんなことで)。
ここで、毎週月曜日の9時から11時半まで、先生が入れてくださるコーヒーを飲みながら、
10人ぐらいの生徒さんが「あ~でもない、こ~でもない」と 口のほうも忙しく、楽しく創作活動に励みます。時々 マダムのだれかがお手製のケーキを持ってきてくれたりすると、レシピの交換会になります!私にとっては、カルトナージュだけでなく、フランス人社会を垣間見る貴重で楽しい時間。
黙々と作業をしていると 時々先生が声をかけてくれます。「どう?楽しんでる?」
そうそう、楽しまなくてはね!
好きなことは楽しく気長に続けて行きたい人たちの集まりです。