2010年 04月 15日
パリマラソンを振り返って 2* |
マラソンが終わって4日経ちまして フィットネスが出来るほど脚の状態も元通りとなりました。
ここのところお天気がよくて 外に出たときにジョガーを見るとむらむらっと(おいおい...) そろそろ走りたくなってきたモードなのでゆっくりランニングも再開です。
え~と 公式カメラマンが撮ってくださった写真*これは多分12km 地点ぐらいでしょうか?

Avenue DaumesnilをBastille広場に向かって走っていきます。広場に出る手前で22km。あとちょっとで広場からBd Bourdonに抜ける角のところにピノちゃんがいる筈。沿道にはかなりの応援の人達。道幅が狭いこともあってペースダウンをするわけにもいかず きょろきょろと『ピノちゃんはどこ? ピノちゃんはどこ?』と探します。この人込みじゃ見つからないと気落ちした瞬間に『きゃああああああ!Rikoちゃあああああん がんばってええええええ!次のAlmaにいるからねええええ!』と叫ぶピノちゃんを見つけて また気持ちが盛り返します。 もう気持ちのアップダウンが激しいの何のって...この後ピノちゃんはメトロ1番線BastilleからFranklin Roosveltで9番に乗り換えてAlma Marceauに移動です。かたじけない...。
しばらく行くとセーヌ川にぶち当たりQuai des Celestinsを右手に折れてノートルダム寺院とその背後にエッフェル塔を見つけました。この辺りにMinakoさんが待っててくれるっておっしゃってた...。すぐに「Rikoちゃん、がんばって!!!」と応援してくださるMinakoさんの姿を見つけて感謝・安堵・やる気全開で続けるのですが Chateletから1kmにわたる長いトンネルに入ったときは息苦しくて嫌でしたね。セーヌ川沿いは観光コースで気持ちがいいけれど トンネルがいくつもあって軽いアップダウンがあり+ところどころ石畳の道は脚に負担を掛けているのがわかりました。

ダイアナ妃が事故に遭ったPont d'Almaのトンネルを抜けたところ、父がマラソンに参加したときに応援で待っていたところにピノちゃんとM氏。「Rikoちゃん頑張れ、Rikoちゃん頑張れ」と叫ぶピノちゃんにスポットライトが当たっているように見えました(爆)すごく目立ってました。カメラを構えるM氏がくっくっくと笑ってて(爆)後ろのフランス人ランナーから「ガンバッテ-、ガンバッテー!」と声がかかりました(爆)

写真は ピノちゃんとハイタッチする前。28km地点。
30km地点の給水の前にエネルギージェル『カーボショッツ』を採っておきます。もう美味しいとか美味しくないという域を超えてました。日本から参加らしいランナーさん達の《初志貫徹》ロゴの入ったTシャツが目立ちます。
脚が重くなり始めていたけれど 自分がよく知っている地区に戻ってきたという安堵感と恥ずかしい走りをしちゃいけないと思う緊張感で胸が一杯になります。31km地点のMirabeau橋の辺りから住宅街に入りそろそろcineが住んでいる辺りに入るというところで左手を見ると 迷彩柄だけど住宅街なので保護色になってないMikaちゃん(爆)とひろちゃん!!!涙が出るほど嬉しかったです。だらだらっと続く上り坂もお陰で元気に越えることができました。ふくらはぎにしっかりとしがみついてるこなき爺の重さを忘れられた瞬間。この時点であとに待っている坂はあと一つだけ。
32.5km地点。去年沿道で美ジョガー友達を応援したところ。ついにここまで来たんだ...と思っていると ピノちゃん・Masumiちゃん・M氏・フィットネス友達のSabineがいました。

アームウォーマー 持ってて~~!!!!!

その後 Sabineがしばらく一緒に走ってくれました。途中Poweradeのスタンドがあってコップに入ったものをもらいましたが コップの半分までしか入ってなくて 足りないよ!と不満。
『ゴールまで一緒に走ろうか?』とSabineが言ってくれましたが『大丈夫。頑張る。電話するから』とハイタッチして脚を進めますが どうにもこうにもふくらはぎが重くて痛くてそのうち脚が壊れるのではないかととても不安なりました。足を進める度にこなき爺が重くなる...。そこで“いよいよという時のための”即効性ジェルを34km地点で採りました。35km地点でピノちゃん・Masumiちゃん・M氏と再会。

ここからBoulogneの森に入ります。Auteuilの競馬場の脇にある道はだらだらと上り坂。そこを上りながら『35km の壁を越えたらあとの7kmはなんとかなるから』という父の言葉を何度も思い出して 「もう35の壁は越えたのだからなんとかなる」と自分に繰り返し言い聞かせたこと、歩いている人たちを見て「私は絶対に歩かない」と思ったこと...それと「Rikoさん、こんな距離も走れるようになったんだね」と頭の中でそんな思いがぐるぐるしていました。
あと7kmしかない なんて思える余裕はなかったけれど あと7kmもあるという思いもなく ただ『あと7km 』と割と淡々としていたかも。ピノちゃん、Masumiちゃんと手をパンと合わせて重い足をだましだまし続けます。その間に応援の二人はメトロ2度も乗り換えてゴール近くで待っていてくれたようです。Minakoさんもゴールに来てくださるって...だから走らなくちゃ。35km以上は走ったことがなくて どうなるのか判らないけど でも皆に会いに行かなくちゃ。
36km あたりだったかBeaujolaisのワインのスタンドがあったし37km地点でシードルを振舞っているスタンドもあったのですがスルーします。38kmパネルをみてもう歩かないだろうという確信が持てました。あと4km なのだから歩かない...失速しているのはわかったけれど時計を見てこのペースなら多分4時間15分以内には到着だというのもわかったし。
Mikaちゃんひろちゃんチームは40km地点という一番淋しそうなところに立って応援してくれる予定だったらしいのですが ロンシャン競馬場のイベントのために森が交通渋滞で どうやら私のほうがタッチの差で早く通り過ぎてしまったようです。二人の姿を見ていたらきっと40km地点から泣いてたかも。
41km地点のマークを見たときにぞくぞくっとしました。このままあとはなだれ込むだけ。Porte Dauphineにあるパリ大学の建物が見えた直後に視界が開けて大きなロータリーに出ました。石畳だったけれど 多分この辺りで今までひたすら重かった脚が動きました。こなき爺を完璧に振り払った感覚(爆)。人間って凄い。ロータリー外側・内側にすごい人・人・人。内側のほうにピノちゃんとMasumiちゃんがいるのを見つけました。

公式カメラマンによる写真ですが まっすぐきっと41kmのゲートを見ていたんだと思います。
42km ラインを超えたときには涙がぼろぼろっと出てきて“ゴールの前に泣くやつがあるか!”と自分に突っ込みです(苦笑)195mはダッシュだったような。あ...終わったんだ...という不思議な感覚。達成感・満足感がどっと津波のように押し寄せているなか まずはピノちゃんに電話。電話も混線気味で留守電に「みほちゃん 終わった。4時間11分36秒」という伝言を残した声も嗚咽で詰まってたかも。
ゴール直後に涙ぼろぼろ状態でいたら どこかのテレビ局が来てカメラを向けるので「汗と埃でカメラに映れる状況じゃないです」と言うと「それでも構わないから」と感想を聞かれました。「ここまで来れると思わなかった」と言った途端さらにぼろぼろ。後ろから来たランナーがハイタッチして「頑張ったね」と合図してくれました。
それからは ゴールしたときの足取りとは打って変わって『皇帝ペンギン』の歩きに様変わり。
荷物置き場に行くまでに タイムチップを取ってもらい 記念シャツやメダルなどをもらうために歩いているわけですが 歩きが千鳥足(爆)ピノちゃんがそういうcineを写真に収めてくれました。

だんだん歩き方が『皇帝ペンギン』から『壊れたロボット』になっていましたね(爆)怪我もせず脚がつったわけでもなく豆もできてなくて ただ一箇所水ぶくれがあったぐらい。靴との相性も最高でした。
4時間12分弱 長かったような短かったような...辛いと思ったこともあれだけあったのに思い出せるのは嬉しかったこと楽しかったこと。辛くてもやめようと思わなかったし 4日経った今燃え尽き症候群になってしまわないかと心配でしたが 次の目標に向かって頑張りたい気持ちで一杯です。もっと頑張れるとしたらやってみたい自分がいて。一度しかない一生だから。
まだまだ自分に限界は作らないでおこうと思います。
皆様の沢山の応援お祝いのメッセージ 本当にありがとうございました。何よりも嬉しかったことです。今回のパリマラソンを機に友達になれた3人とも 今度は東京マラソンで一緒に走ろう!という目標を立てました。皆一応申し込む予定です。考えるだけでも楽しみ!
一生に一度の「初」マラソン 結果をきちんとご報告できてほっとしました(笑)
長い記事でしたが お付き合いありがとうございました。
あ...次のフルマラソンは10月末にアテネクラシックマラソンの予定です。その前に10kmレースあり20km レースあり...練習がんばります
by cinephile
| 2010-04-15 18:54
| Marathon de Paris














