2007年 12月 24日
La graine et le mulet* |
今のところ 映画雑誌『STUDIO』によると 今年良かった映画のNo1になっています。フランスの映画サイトAllocinéを見てもNo.1。そしてどうしても見たかった映画。公開されてもう2週間経っていますが かなり人が入っていました。
『La graine et le mulet』。タイトルだけ見て「種と鯔」???だったのですが・・・鯔をつかったクスクスのこと。
2年前にフランスのセザール賞を受賞した『L' Esquive』アブデゥラティフ・ケシシュAbdellatif Kechiche監督の作品です。思えば この『L'Esquive』と言う映画、移民が多くすむ郊外で芝居に情熱を注ぐ高校生を主題にしたものだったのですが、移民の子供たちのフランス語がさっぱりわからない・・・というか高校生の言葉がさっぱりわからなった印象がありました。そのときだったかな・・・Je t'aimeという代わりに、Je te kiffe(シュ・トゥ・キッフ) という言い方があることを知ったのも。
造船所で35年仕事をし続けてきたにもかかわらずある日突然解雇されてしまったスリマンは生活に疲れきっている。そこから這い出そうと港に放置してある船をクスクスレストランにすることを思いつくが、銀行から借金することもままならず、まずは船をレストランとして改造したところにお偉いさんたちを招待して クスクスを振舞うことを計画する。離婚しても家族のことを思いやるスリマンは 子供たちや彼が生活するホテルで同じように生活するミュージュシャン達にも支えられる。振舞われる予定の魚のクスクスは 別れた奥さんの自慢料理・・・。そこには 2番目の“奥さん”と娘も加わって・・・。
スリマンをとりまく人々の自然体がとても心地よく 話の流れの小気味よいこと!笑い、涙、苦悩、嫉妬・・・それぞれ抱えるものがあって・・・彼らの思惑にうなずいてみたり、彼らの会話に加わってみたくなったり。この映画のテーマはやっぱり『愛』なんだろうなあ~・・・。
Hafsia Herzi(彼女、これから楽しみかも!)が真っ赤な衣装を身に着けて踊るベリーダンスにすっかり魅了されてしまったcinephile アラブ音楽の打楽器の音が大好きなので大満足でした!!! ☆☆☆
『La graine et le mulet』。タイトルだけ見て「種と鯔」???だったのですが・・・鯔をつかったクスクスのこと。
2年前にフランスのセザール賞を受賞した『L' Esquive』アブデゥラティフ・ケシシュAbdellatif Kechiche監督の作品です。思えば この『L'Esquive』と言う映画、移民が多くすむ郊外で芝居に情熱を注ぐ高校生を主題にしたものだったのですが、移民の子供たちのフランス語がさっぱりわからない・・・というか高校生の言葉がさっぱりわからなった印象がありました。そのときだったかな・・・Je t'aimeという代わりに、Je te kiffe(シュ・トゥ・キッフ) という言い方があることを知ったのも。
造船所で35年仕事をし続けてきたにもかかわらずある日突然解雇されてしまったスリマンは生活に疲れきっている。そこから這い出そうと港に放置してある船をクスクスレストランにすることを思いつくが、銀行から借金することもままならず、まずは船をレストランとして改造したところにお偉いさんたちを招待して クスクスを振舞うことを計画する。離婚しても家族のことを思いやるスリマンは 子供たちや彼が生活するホテルで同じように生活するミュージュシャン達にも支えられる。振舞われる予定の魚のクスクスは 別れた奥さんの自慢料理・・・。そこには 2番目の“奥さん”と娘も加わって・・・。
スリマンをとりまく人々の自然体がとても心地よく 話の流れの小気味よいこと!笑い、涙、苦悩、嫉妬・・・それぞれ抱えるものがあって・・・彼らの思惑にうなずいてみたり、彼らの会話に加わってみたくなったり。この映画のテーマはやっぱり『愛』なんだろうなあ~・・・。
Hafsia Herzi(彼女、これから楽しみかも!)が真っ赤な衣装を身に着けて踊るベリーダンスにすっかり魅了されてしまったcinephile アラブ音楽の打楽器の音が大好きなので大満足でした!!! ☆☆☆
by cinephile
| 2007-12-24 06:44
| Les films